肩を揉んでも効果は一時的
「こり」とは何か?自分なりに考えてみました。
「血液循環が悪くなり神経が刺激されて感じる症状」のことではないかと思います。
「こり」を感じるのは身体のなかでは、首肩・背部上部あたりが断然多いのではないでしょうか?
それは何故か。
大きな原因としては「姿勢の問題」があります。
頭の重さは、個人差はありますが5キロ前後と言われております。だいたいボーリングの球くらいの重さです。
頭が体の正中にあって骨で支えられればいいのですが、姿勢が悪く前かがみになると頭を支えるために筋肉に大きな負荷がかかります。
そのような状態が長く続くと肩こりが出来てしまいます。長時間の筋緊張のため血液循環が阻害されてしまうのです。
「内臓の不調」や「ストレス」も血液循環を悪くするので肩こりを悪化させる原因になります。
前屈みの姿勢は背中を円くして肺を圧迫し、呼吸を制限するので、さらに血液循環が悪くなり肩こりが重症化してしまいます。
人は「ストレス」を感じると交感神経が優位になります。
「交感神経」というのは戦いや逃げる時など緊張状態のときに働く神経です。
「交感神経」優位になると、リラックスしずらくなり筋緊張がずっと続いてしまいます。
そして肩こりが悪化してしまうわけです。
首肩コリの原因は多数あり、それが複合されて起こることが多いです。
首肩を揉むだけでは効果は一時的です。
肩こりを治すには、からだを整え、さらに生活習慣から見直す必要があります。
施術方法
肩こりを起こす要因は「からだの歪み」と「精神的なストレス」の影響が大きいと思われます。
「姿勢を改善」するためには全身を整える必要があります。
当院では「骨盤」「背骨」「筋膜」の歪みを改善し、身体のバランスを整えます。
特に後頭部から頚椎、肩甲骨周りはしっかりと見ていきます。
首の骨の歪みや肩甲骨の位置を整えることにより、肩こりはかなりの程度楽になるはずです。
首は自律神経と関連している部位です。ここを気持のいい程度の刺激でゆるめると「リラックス」しているときに働く「副交感神経」優位になり、全身の血流が良くなります。
あとは、日常生活の中で首肩こりの原因となるような悪い習慣があるようなら改善策をアドバイスいたします。